スマップ解散から共同経営の失敗を見る

スマップが解散するそうだ。

ワイドショーやネットニュースを未だ毎日のように賑わしている。

誰が悪いだの、あの時のあれが問題だだのと、いろんな話が出てくる。どれがホントでどれが嘘なのかは当事者以外はわからない。

ただ、大の男が5人揃って、アイドルという存在を25年間も一緒にやって来たのは凄いことだと思う。普通に考えて5人の集団がそんな長期間関係を続けることは不可能に近い思う。

ぼくが仕事をしている、美容業界でも、よく共同経営の話は聞くことである。
でもその後は、5年と経たずに揉めてしまい、だいたいお店を閉めるとか、誰かが離脱するという事が起こる。

一説には共同経営は9割が上手くいかないとの話もある。

その理由は様々だが、スマップの解散をみると、共同経営しかり、少人数の組織や集団が長期間上手くいくのは難しい理由を考察できる。

ぼくはそれには大きな問題は三つであると考えてみた。

一つは人は変わるという事、もう一つは他人の人間関係はわからないという事。最後は組織を中からぶち壊されるということ。



■変わっていく人と、わからない人


これはどういう事かというと、

あるタイミングで他人の5人が自分たちの夢や目標に対して、そこに向かう道がシンクロする事はある。

そこがシンクロしていれば、その良いカタチの協力関係というのは続くと思う。

しかし、人は変わっていくのだ。

20代、30代、40代と、年を重ねるごとに人の考え方は必ず変わってくる。

仕事に対してや人生、生き方に対しても。
そうすれば、仕事の目標や、自分の夢も変わって来るのが普通の事だ。

ましてや、結婚したり、子供ができたり、更には親が高齢になり、病気したり、介護したり、亡くなったりと、、、そういったプライベートな要因でも自分が変わらざるをえなくなったりもする。

長い時間の中で人が変わらない事はそうそうないのだ。5年、10年、15年と全く変わらない事なんてありえない。

しかし、まれに良くも悪くも全然変わらないひともいる。
しかしそれもそれで問題だ。

周りが変わっていくのに、変わらない訳だからそれはそれで軋轢が生じてしまう。

とにかくコンビを組んで何かを継続して行うことは、2人だけだったとしても簡単ではない。
5人がいつまでも、夢や目標も、価値観も、利害関係も、生活観も一緒なんて絶対にないのだ。



■他人の人間関係なんてわからない


これはどういう事かというと、

例えば、あなたの同僚がいる。

自分が個々の同僚に対して、どのような感情を持っているか?どの程度の距離感、人間関係が?というのは自分の事なのでそれは100%わかる。

では相手が自分の事をどう思っているか?
これが、80%位はわかるなんていう事を言う人がいるかもしれない。
しかし、それは思い上がりだとぼくは思う。

相手が自分の事をどう思っているかなど、わかるわけがないのだ。

とは言っても、コミニュケーションをとれば
表面的でも、相手は自分が嫌なのか、そうでも無いのか?位の目安はつくであろう。
それは自分に対しての言葉や行動で体感できるから。

相手の思っていることの目安くらいはつくかもしれない。

しかし、第三者が、第三者に対してどう思っているか?どう考えているのか?なんていう事はこれは全くのわからない事だ。

どういうとかと言うと、よくあるパターンとして、

AさんはBさんにCさんの悪口を言った。

しかし実はBさんはAさんよりも、Cさんと仲が良かった。

結果、
Aさんの悪口はBさんからCさんに伝わり、Cさんは怒り、Aさんを嫌って無視をした。

その後Cさんと仲の良いBさんもAさんを嫌いだし、2人から嫌われてしまったAさん。

いつしか、Aさんは陰で人の悪口を言う人となってしまい、会社中のひとから嫌われてその会社を辞めた。

こういう構図はよくある話。

自分が話をした相手が誰とのつながりが強いかなんて、わからないのだ。

なので、組織や集団の中でその中の人の悪口をいう事は実にリスキーである。

誰が誰をどう思っているのか?
誰と誰が繋がりが強いのか?

と、言うことはわからない。

とにかく、他人同士の関係性は自分が絶対知りえないことなのだから、他人に他人のことを話す時はよく考えて話したほうが良い。

何かを始めた時は、初期メンバーだけの少人数だから問題ないが、時間が経てば様々な外人との関わり合いが生まれてきたり、単純に組織のメンバーが増えてくる。

人間関係というのは地球の成り立ちや、人間の身体のように、奇跡的に絶妙なバランスで成り立っているということをよく理解しなければいけない。


■トップの人間や幹部が組織をぶち壊す


しかもなんと、その微妙なバランスをぶち壊してしまうのはトップの人間や幹部、そしてその組織が壊れたら一番困ってしまう当事者がしてしまう事がすごく多いのだ。

これは実に不思議なのだが、トップにならないと見えないこともあるけど、トップになると見えなくなることも多ということ。

偉い人には、周りが真実を言わなくなったり真実を隠されたりする。そんななかで持ち上げられて裸の王様になってしまうのは凄くよくあることだ。

長期間権力の座につくと、どんどん人は自分が偉いと勘違いしてくる。そして自分の考え方や、感情を押し付けだし、メンドクセージジィになっていくのだ。

組織の長というのは、一番責任が重い人という仕事をしているだけの話だ。
それが偉いのかどうかとは話が別だ。

周りが持ち上げるのは社長や店長などという肩書きで持ち上げてるだけだ。

そこを勘違いしては行けないが、大概の人が勘違いする。

権力というのは扱うのが難しいのである。



■僕が思うスマップの解散


スマップは年をとってみんな、方向性が変わってきた。

キムタクは奥さん子供もいる。

そして、40も超えた男の人がアイドルとしてジャニオタの前で歌って踊ったりしたいわけが無い。

そして、

そこに各メンバーと、メンバー同士の関係性。

マネージャーさんとメンバーの関係性。

会社の人と、メンバーの関係性。

そこはみんな個々に関係性の違う中でも、絶妙なバランスのもと奇跡的に長期間成り立っていたのであろう。

しかしそれが、誰かの言葉や行動をきっかけに一つ崩れおちたら、一気にあちらこちらに不具合は連鎖してあっという間に崩れてしまったのだろう。

絶妙なバランスの中、奇跡的に25年続けてきたスマップというグループはメリーとかいうババアが、担当マネージャーを叱責するという権力を振りかざしたことが引き金になったのだ。

自分の感情、私心が抑えられない権力の座にふんぞり返った、可愛げのかけらもないクソババアである。

そんなババアの戯言により、ジャニーズ事務所という会社も、90億の損失だそうだ。

ただのアホである。
他の役員とかどう思ってるんだろう。

ただただこのババアに早く死んでくれと願ってることだろう。

こんな感じで組織をぶち壊してしまう人間は、えてして思考停止しているややこしい古株の役職者や経営者なのだ。

実に面白いのである。


■組織をうまくやっていくには?

とにかく、、、

組織を継続していくなら、人は変わっていくという事を前提に考えて仕組みを作っていく事を考えよう。

誰かが抜ける時はスムーズに抜けられるようにしておかなければいけないし、そこにいる人間が加齢により変化していく事に対して組織としてバックアップできる体制も必要だし、新しい事をしたいという声にも耳を傾けチャレンジをさせてあげなければならない。

更には、組織の人間関係は理解することが大事だが、必要以上に首を突っ込まず、入り込みすぎずないことを気をつけたい。

ネガティヴなフィードバックは直接その本人に話しをすることが大切で、間違っても他の人間に悪口ととられるような事を言うのは危険である。

そして、とにもかくにもリーダーは謙虚さを持つこと。

組織の継続、発展を第一に考えて私心や欲求、感情は抑えて組織のために働かなければならない。

自分の欲や、自分の金の為、自己保身の為にに動いてしまうと、周りには見えないだろう、わからないだろう、なんて思っても逆に自分が思うより、はるかに周りは自分のことを見えている。

結果的にその組織が長期間継続すれば、自分に取っては一番の利益の最大化に繋がる。
一瞬の感情や、短期的な利に飲み込まれないよう常に冷静でありたいものである。


しかし、、、。
ブログの更新を1月しなかったらまた、文章が、長くなってしまった。。。(>_<)

読んでくださった方、お疲れ様でした。
どうもありがとうございます。

まだまだ言いたいネタはたくさんあるので、また明日。^o^


junpei murakamiの日記

渋谷で会社やお店とかいくつかやってるおっさんが、知ったようなクチを偉そうに語ってます。アホの戯言と思いご容赦ください〜(^o^)

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