先の先のその先を読む

食べログ

皆さん使ってますか?

グルメな人からするともはや生活の一部であろう。

食べる事に異常な執着を持っている僕も、その一人だ。

どこか新しい土地に、仕事や、プライベートで行くときは食べログを開き3.5以上のお店を物色する。

これを探す作業も、僕のような人間には楽しみの一つである。

しかし、、、。
食べログ。上手くやったよなー。
さすがカカクコム。

知らない人がいるかもなのだが、食べログは価格ドットコムをやっている。カカクコムが運営しているのだ。

食べログの月間総合 PVしってますか?
なんと!17億PV!とんでもねー!(>_<)



■食べログの課金発生の流れ



最初は無料の口コミランキングサイト。

そこからスマホが出て来たら、素早くアプリを投入。

スマホアプリの中では必須アプリになり、ダウンロード数か、会員数の頃をみて、アプリでのランキングは有料会員にいつしかなった。

ここまではよくある話。

そして、食べログワンコインランチ。
月額500円で契約者のみ、広告掲載店舗限定で500円のランチを食べられる。

流行ったランチパスポートのスマホ番だ。

こんな形でエンドユーザーはきっちり金を取られている。




更には店舗側へは、バナー広告。そして今や食べログでネット予約が出来る。

もちろんそうすると、掲載費がかかる。
10,000円から100,000円までプランがあるようだ。

店舗側からもきっちり金が取れる仕組みがガッチリできあがっている。

正直一番最初の10年前はウェブ版を便利なもんが出来たなー。。なんて思っていた僕はのんきなモノだ。

その無料版を始めた時より、きっとカカクコムの企画をした人間は、ここまでのある程度の流れは描いていたと思う。



■そして美容業界ではホットペッパービューティー


そして、同じようにホットペッパービューティー。

これも、実に上手かった。

最初は誌面から始まって、ネットに移行し、徐々に掲載費も上がって。

今や月額50万近く払っているサロンさんも多いだろう。わたしもその一人である。



細かい流れは割愛させて頂くが、やはり優秀なリクルートの人間が考えていることだ。

きっと、この先も更に利益を最大化させる事を考えているだろう。

僕が思うのは今の掲載費や仕組みだと、客数が取れないところや、規模の小さいサロンはなかなか厳しい。

しかし、美容業界では全国規模で考えると、まだまだ個人サロンが8割以上である。

ロングテール理論で考えると、従量課金制にしたほうが良さそうにも思う。

そうすれば、小さいサロンでも大きいサロンでも利用者の数で課金可能だし、新規客だろうが再来客だろうが、ネット予約を使えばチャリンチャリンと金が入る。

同じリクルートのサービスでも旅行の「じゃらん」などは従量課金制だそうだ。

でもなぜホットペッパービューティーをそうしないのか?

しないほうが得なのだらう。
もしくは、しない理由が何かあるのだ。
きっと。

僕はその理由を二つかんがえてみた。
この二つのどちらかではないか?とおもっている。

一つはそもそも小規模の個人サロンなど、現在の広告掲載費を払うことができないサロンなんぞは今後生き残れないと踏んでいるのではなかろうか?

つまり個人店やチカラのないサロンの多くはブッ潰れてしまう。淘汰されてしまうと考えている。

だからそもそも相手にしない。

これが一つ。



もう一つはまだ、単純にネット予約利用者数が頃合いに達していない。

このどちらかの理由ではないだろうか?


■その次はきっとユーザー側から?



あとは、きっと今後はエンドユーザーである、美容室に来店するお客さん側から、なんらかの方法で金を取る仕組みを考えているのではなかろうか。

美容室にネイルサロン、まつげサロン、マッサージ店、すべて合わせても掲載店舗は数万件であろう。

ただし、ユーザー側。
こちらはネット予約利用者はのべ年間3000万人を超えるのだ。

こっちから金を取らない手はない。

どうやって金を取るのかは、事前決済を始めてクレジットカードの手数料か?

それかヘアスタイルランキングとか、サロンランキングとか、スタイリストランキング、口コミランキングを有料プランの人だけ見れるとか?食べログのように。

それで金払う人がどれほどいるのか。。。
これは違うかな?

とにかく、僕だったらなんとか考えて、この3000万人から金を取りたい。1予約100円取れただけで、30億である。350円取れればなんと100億!!



■強者に学ぶことは大切


ともかく、どちらも大企業だが、ビジネスの進め方に関してはすごく勉強になる。

どのビジネスモデルも様々な伏線を張り巡らせながら、しっかり収束し成功させている。

ワンプロセスで終わってしまうようなビジネスモデルは大した成功もしなければ、でっかい規模になる事もない。

二の矢さん、三の矢を飛ばし、いくつもの事が同時進行で進み、時間をかけて段階を踏んで、大きな利益を生む。

これが、最近の流れなのでは無いだろうか。

これからの時代、ビジネスモデルのグランドデザインにはクリエイティビティとロジカリティの両方の合わせ技が大成功への道と僕はおもっている。

横文字ばっかりで胡散臭くなってしまった。(笑)

つまり、論理的思考と創造性。
この相反する両方をミックスさせ、様々な伏線を張り巡らせながら長期的な視点をもって、でっかい魚を釣り上げるのだ。


やりがいは間違いなくある。
そして、誰にでもまだまだチャンスはある。

僕も自分の右脳左脳と、周りの人たちの頭脳を借りて面白いビジネスモデルを構築して、デッカい魚を釣り上げてやるぞー。^o^

junpei murakamiの日記

渋谷で会社やお店とかいくつかやってるおっさんが、知ったようなクチを偉そうに語ってます。アホの戯言と思いご容赦ください〜(^o^)

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