涅槃寂静状態?ってなにいってんの?

最近映画で、遠藤周作の「沈黙」がハリウッド映画としてある意味逆輸入?でやっている。

15年近く前にこの作品の原作を読んだ。

この本はうちのかーちゃんに勧められて読んだ本だ。

うちのかーちゃんが、「沈黙を読んで神様なんて言うものはいないんだってのがよくわかった。」と言っていた。

僕が知る中でも超メンタルタフネスなババア(笑)がそう言ってのける本に興味が湧いて読んでみた。

読む前から僕は神様なんているなんて思って無いけど、神様というなんていうか、概念や、それを信じる人がなんたるかを学ぶには良い本だった。

その辺から、宗教に興味を持ち、たくさん宗教の本を読んだ。キリスト教にイスラム教からユダヤ教、ヒンズー教、そして仏教。

仏教でも、ヤベーと言われるような日本の新興宗教のものにも手を出して読んでみた。

100冊?もっと読んだかな?なかなか面白いものだった。

なので、僕は宗教をやっている人を否定するつもりは全くない。
それで心穏やかに生きていけるなら、全然やることは良い事とさえ思う。

が、僕はその膨大な本の内容は、ほぼ全て覚えてない(笑)

僕にとっては脳の引き出しに入れる価値が無いと判断したのだろう。

誰かを自分が救いたいとは思うけど、自分を救って欲しいなんて図々しい事は思ってない。※もちろん助けてくれた事には心より感謝します。

生きる事の指針は自分で探すし、神様だかなんだかに決めてもらいたいなんて絶対に思えない。それが人生の醍醐味だと思っているから。

人生とはベンチャーである。


◾︎目指せ!ノンストレスの涅槃寂静状態


しかしながら、僕は「禅」の教えは好きだ。別にスティーブ・ジョブズの影響では無く歴史や宗教を学んだ上で、好きなのだ。
そんな禅や仏教では「三法印」と言うものがある。※「四法印」とのお話もある。
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」
「諸法無我(しょほうむが)」
「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」
全て有名な言葉だ。

素人の僕の解釈では、
全ての事は「変わらない」ことなど無い。

全ては1つだけの理由で成り立っているものは無く、様々なことの繋がりや関係性によりなりなっている。

涅槃寂静は上記の2つを完全に理解し、体得した時に得られる、ノンストレスで、静かで、穏やかで、安らいでいる状態。
そんなとこだろうか。

つまりだ。

フラットな視点で、何かに固執せずに全てを受け入れ、起きた現象に対しても様々な角度からものを見れるようになること。

自我や欲をそぎ落とし、完全にその概念であらゆる事を感じれるようになれれば、全てを受け入れる事の出来る達観した「涅槃寂静」的な、自分になれるのでは?

と、勝手に思い、そんな「涅槃寂静状態」になれるように、1人で勝手に毎日を修行のような気持ちで生きている。


◾︎答えは無い。あるのはベストな考え方だけ

と、長い前振りから、話は変わるが、
最近色んなところで、美容関係の色んな人たちに意見を聞かれることがある。

ちなみに、美容業界はこれからの10年で淘汰の時代なので、多くの人が不安を感じている。

「これからどうやったら生き残っていけますか?」

「雇用形態に関してはどうするべきだと思いますか?」 

などなど。

僕なんぞに、意見を聞いてくれる事は非常にありがたく、無知なりに自分の見識を恥ずかしげもなくのべさせて頂いている。

そんな中でこれが正解です。という答えは申し上げられない。

何が正しいかと言うのは、これが正しいという1つの答えなど無い。

なぜならその答えは人の数ほど、人それぞれだから。

どうなりたいか?何が幸せか?働くこととはその人にとってどういうことか?人生とはどういものでありたいか?

そういったことから、その人にとって何が正しいのかが導き出されると僕は思う。

人生とは一人一人が主人公であり、人の数だけ価値観がある。

ある人の正解が、他のある人からしたら不正解。

だから、確実答えなどはないと言う答えしかないのだ。

だから、その人にとって求める事に対しての最良な事くらいはわかるので、それを申し上げるまでだ。


だけども。
せっかくなので上の2つの事を考えてみよう。




◾︎これからどうやったら生き残れるか?


これに関しても今の仕事が好きなら、、、

例えば美容師のいちスタイリストをしている事が大好きなら、誰よりもスペシャルな美容師になれば良いだけの話だ。

それには自分より優れている、結果の出ている美容師のマネをしたり、盗める技術やノウハウを盗んで、周りよりも考えながら努力を重ねればなれるでしょう。

で、逆に今の仕事に固執してなかったり、上記のように周りの人よりも頑張る事が難しいさことそうなら、今のそれ辞めても良いのでは無いだろうか?

もしくは二足のワラジでダブルワークもよいかもしれない。

どっちでも好きなようにしながら、新しい本気に取り組めるものに取り組めば良いのではないかなと思う。

はっきり言って、世の中そんな風に本気で考えて仕事してる人はあんまり居なかったりする。

なので、本気でやればなんだって生き残っていけると僕は思っている。

そしてそもそも生き残るってどの程度を求めるのか?

食べていけるくらいで良いのか?普通の人よりは稼ぎたいのか?唸るほどの金持ちになりたいのか?

それによっても動き方は変わってくる。
つまりやっぱり1つの正しい答えなどない。


◾︎働いてもらう方、働く方、雇用形態は?


こんなものはその人が良いと思えばどうだっていい。

これからは労働人口が減ってくのだから、働く側の人は職場は好きに選べるのだから。
好きにすればいい。 

働く人がいなけりゃ、店や会社は潰れるだけだ。

ちなみに自分の話をすると、僕は出来の悪い人達に自分の店で働いて欲しくないし、自分はそう言う人にあまり関わりたくないので、甘ったれた高額な固定給をだす社員雇用をするつもりはない。

餌をあげるような関係にもなりたくないし、それなら餌の取り方を教えて、餌を自分で取れるような人になってほしい。
そして僕はそう言う人と僕は関わりたい。

もちろん社員雇用で雇われている人でも、世の中にはすごくできる人もたくさんいますけど。

男性に関しては自分で店をやりたい、何かをしたい!と言う気概のある人間が僕は好きだ。

なぜならぼくにとっても刺激になるし、その人から得られるものもあったり、勉強になるから。

逆に僕の店でずーっと村上さんについて来ます!なんて言う男性スタッフには即刻やめてもらいたい。
そんなつまらない人とは関わりたくも無い。(笑)

逆に女性スタッフには働きたいならうちでずっと働いてもらいたい。

今いる人たちがいつまでも楽しく働いてもらえるような環境を、作り続けていきたいと僕は考えている。

もちろん女性で自分でやりたきゃ、やるのもいいけど。そうでなくても女の人は良いと思う。

女性と男性は違うのだから。
そしてぼくは母親と同じ職業の女性美容師さんの味方でありたいのだ。

なぜなら母親という女性美容師にぼくは育ててもらったのだから、自分の周り位にはなんらかの形でお役に立てるよう貢献したい。

経営者である以上スタッフが食えるような仕組みでは最低限あるべきだとは思う。

それが成り立ってるなら別にどう雇おうと、そこで人が働いているならどうでも良い事でしょう。

周りがガタガタ言わなくたってダメなら人が居なくなり、そのお店もなくなるだけの話なのである。


◾︎私は1人修行の日々を送る


と。またまたクソ長くなりました。

が、何が言いたいかって、
多くの人はわかりやすい答えを求めるけども、答えなんてないのだと思う。

自分が何が最良かを決めるだけ。

仕事や、私生活、そして人生に何を求めるか?

それを考え、自分の心に素直に耳を傾けて、決めていけば求める正解は出るでしょう。

僕と言ったら、ただただ、「涅槃寂静状態」を目指して修行の日々を送るまでなのだ。(^o^)

ん?こんな所に!生ける涅槃仏(ねはんぶつ)が!?!?

いえいえ。メガネをつけたまま昼寝をするまだまだ修行中の私でした。

皆様の毎日が穏やかな日々である事をお祈りして、このブログは終わります。

南無〜




junpei murakamiの日記

渋谷で会社やお店とかいくつかやってるおっさんが、知ったようなクチを偉そうに語ってます。アホの戯言と思いご容赦ください〜(^o^)

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