美容師のカット料金安いだ、高いだ問題。

facebookを見てないという、人が最近多いとか少ないとか。

SNS疲れなるものを感じてSNS全般をあんまりやらない人もいるようだ。


現在僕は知り合いと、長い信頼関係のある方しかお客様にはいない。
そして自営業で周りのお仕事関係の人もいい人ばっかり。
しがらみもないから、好きなことを好きなように、このブログで言いたい放題言える。


だから気を使うこともないからSNSでは、多くの人がどういった意見を支持しているのか、大多数の人の様々な考えの流れが見えるので勉強になる。


美容室関係の仕事がメインなので、どうしても美容業界の情報を多く拾うことが多い。
周りの人達が「いいね」をした僕の知りもしない美容師さんの色々な投稿を目にする。


そこで、よく目にすることとして、


・なんで美容業界はこんな安売りになってしまったんだ!おかしいだろ!

・おれはカットで〜万円取ることにしたゼイ!ワイルドだろう!!

・美容師でこんだけ稼いでいるだの、稼いでいない美容師がいるだの。


なんてこの辺の話。

こういった話に関して、多くの美容師の中で「インフルエンサー」として活躍されている、ご高名な美容師なのであろう方々の意見を見て思うことは。


結局「美容師先生目線」なのかな。。。と僕は思ってしまいまう。



I なぜ安売りになってしまったのか?


という、これについては、、

なぜ安売りになったかって、ニュースでも見れば解るでしょうに。


デフレですよ。デフレ。

あとはオーバーストアによる供給過多。


理由はこの2つでしか僕はないと思っている。


ほとんどのモノの価格というのが決まるのは経済に連動するのだ。

実に上手くできている。


夏休みになぜ旅行が高いか?⇒行きたい人がたくさんいるから。

10月の平日なぜ旅行が安いか?⇒行きたい人、行けるひとがあまりいないから。

クリスマスのディナーはなぜ高いか⇒行きたい人がたくさんいるから。

8月の平日のディナーはなぜ安いか⇒いく人があまりいないから。


ものの価格は需給バランスで決まる。


なので、これから沢山サロンがぶっ潰れるので、そこをのりきって、デフレが脱却すれば値段は勝手に上がります。

あと数十年後かと思うけどwww


国家試験なのに!とか、技術何年も勉強したのに!とかいっても、そんなたかだか40万人程度しかいない1業種のことなんて、経済という大波はあれよと簡単に飲み込んでしまいますよ。



I カットで〜万円とっているゼイ!


それだけの価格をお客様がよろこんで払ってくれるなんて言うのなら、素直に凄いと思います。

しかしながらその人って、本当にお客様の事かんがえての値上げなのかな?


僕が思う値上げしていい人って、今の金額じゃお客様が来すぎちゃって予約が全然とれない人。そんな人だけでしょ。

それは前項の通り、経済合理性から考えても妥当な判断なのだ。


でも、大体が対美容師にたいしての「かっこつけ」みたいな人も多いなーと言うのが素直な気持ちだ。

何事においてもおきゃくさんの方に向いていない、美容師の方に向いている美容師大先生ていうのが残念ながらいっぱいいるのだ。


あ。ちなみに僕のカットの金額3000円です。

なぜなら。

僕は安くて良い物が好きだから。

飲食店でもコスパの良いお店は、店主の心意気が絶対に良い。

美味しいものを沢山の人にたくさん食べて欲しいって。


僕は美容師である自分はそういう美容師でありたい。

沢山の人をキレイに、笑顔にしたい。めちゃくちゃ喜んで欲しい。


あ。沢山とか言って僕は月20人もやっていないけど。。www

ともかく、金持ちみたいな人間はめんどくせー奴が多いので、僕は普通の人が来るお店をやりたいので、カットで数万円取るなんてことは、凄いとも、やりたいとも、良いとも思わない。




I美容師で稼いでいる、稼いでいないって話


これに関しても僕は個人的に金が目的でやるような仕事なのか?

と、思う。


人をキレイにして喜ばせる仕事だし、同じお客さんと数時間ともにするという、接客業の極みの仕事でしょ。美容師の仕事って。

人を喜ばすのが好きな人がやる仕事。つまり奉仕が好きな人。

であって、金稼ぐのが好きな人がやる仕事ではないんじゃないかな。


自分の担当美容師さんが、金稼ぎたくて美容師になったような美容師に髪の毛やってもらいたいですか?


僕だったら絶対ゴメンだ。


とはいっても、流石にスタイリストで、ガッツリ働いて、20万切るとか、年収200万とかはあり得ない。低い給料だと思う。


でも、なんの役職もついていないスタイリストが40万円以上の50万とか、給料をもらっているのは僕はもらい過ぎだと思う。


一定の額以上のお金を稼ぐのは、頭脳労働と、リスクを背負って稼げるものだと思う。


国家資格で、2年間学校通ってっていうけど、そもそも美容学校なんて1年も必要ないようなことを2年も無駄にかけているのだから、そこを凄いことにみたいに言うのもおかしい。


そして美容師になってからも3年、5年練習勉強してきたんだ!!って言うけど、、、、。

東大行く人や、医者になる人、それ以外にももっと大きな事をする人なんて、小学生から大学卒業する16年間かそれ以上勉強し続けて、もっと努力し続けている。そんな人なんていっぱいいるよ。


生きている人はみんな大変だし、頑張っている。努力している。

自分だけが、美容師だけが特別に頑張っているような考え方って、凄く自分中心ではないだろうか。


もちろん頑張っていないとは思わない。

僕も美容師であるし、アシスタント時代も乗り越えた。

でも僕はいつも、そしていまでも、自分より頑張っている人間や、辛い人なんてたくさんいるって思っている。


自分はやっているなんて自信を持って言えるのなんて、アメリカ大統領にでもなって、世界の戦争を全て無くした時くらいに思うもんじゃないかね。




I つまりは・・・・


その業界内での視点て言うのはミクロな視点なのだ。

もちろんミクロな視点であっていることもたくさんある。


しかしマクロな視点や、多角的な視点で全方位から物事を考えることはすごく大事なのだ。


人からもらえる情報を受けるだけでは意味は無い。

それは自分という人間を「透過」していくだけの情報で、自分にはのこらない。

受けた情報は必ず自分というフィルターを通し「咀嚼」し、自分の考えを結論づけ、自分の考えはこうだなと意思決定をすることで初めて意味を成す。


あ。咀嚼はなんどもすると尚良いです。



あとは、自分のことは常に疑っていたい。

社会、世の中と言うのは実に上手くいできている。

おれはこんなにやっているのに、稼げない、正当な評価をされていないなんていう人がいても、95%はその人はその人がそう思っているだけで、実に正当な評価がくだされているものだ。


今の自分はが過去の自分の総決算である。

今日の自分は、昨日までの自分が仕上げてきたのだ。


今の稼ぎが悪い。今の自分はイケていない。

本来の自分はこんなものではない。

いやいや。今の自分が真実の自分でしか無い。

世間の評価は正しいと思ったほうが、少なくとも自己評価を過大評価するような恥ずかしいことはない。


クソみたいな職場を選んだのも自分。ダメな上司の文句言いながらそんな人間の下で働いているのもまた自分。

そう考えると、起きていることで人や周りが原因のことなんて一つもないのだ。




まーとは言っても今のデフレ経済、供給過多はあなたのせいじゃない。

さんざん天邪鬼みたいなこと言ったけど。

今の時代に産まれた全ての美容師さん。1/3は流されてしまうだろけど、

ここからの20年。荒波をのりこえ、2/3の方に残れるようにがんばりましょう!


最後に一言。

僕はパーマ屋の倅です。
なので真面目な美容師さんが大好きです。本当です。(^O^)


junpei murakamiの日記

渋谷で会社やお店とかいくつかやってるおっさんが、知ったようなクチを偉そうに語ってます。アホの戯言と思いご容赦ください〜(^o^)

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