日曜日の朝はONE PIECEのアニメがやっている。僕はこの漫画はなんとなくジャンプでずーっと読んでいる。
凄く好きかと言えば普通な感じか。
その普通な感じというのも、このONE PIECEという漫画があまりにも、当たり前な存在なのだろう。
日本人に米が好きなのかどうか？と問うような話だ。
最近はちょっと長くなりすぎたかな？とも思うがやっと収束に向かい始めてきた雰囲気だ。
なんとか僕が生きている間には終わりそうでホッとしている。
美容師はONE PIECE好きな人が多いそうだ。
最初の腕を上げたポーズの写真。
美容師さんの投稿でめちゃくちゃ見た事ある気がする。www
ハサミ一丁で成り上がっていく自分という存在に、成長していく麦わら海賊団のメンバーの誰かがオーバーラップするかもしれない。
■ONE PIECE好きなのに……。
美容師に限らずONE PIECE好きは人はたくさんいる。
なんつったって、ギネスに乗るほど売れている漫画だ3億2千万部とか売れているそうだ。日本人が1人2冊持っている計算。
驚愕の数字である。
しかしだ。
ONE PIECEの内容は友情だったり、仲間だったり、夢や目標だったり、努力だったり、ポジティブな内容が多い。
なのになんで、世の中はロクでもな人間だらけなんだろう。
よく、どうしようもない奴だなーって思う人間が、実はONE PIECE好きだったりもする。
そいつは何を見てるのだろう？
自分は誰タイプだとかおもっているのだろうか。。きっとその人なりにおれはこいつタイプだ。っていうのがあるはずだ。
でも、考えてみたらルフィは、
っていつも言っている。
だから、自分の夢や目標を高らかに叫んでいれば良いのだ。とでも思っているのであろうか。
そして、おれの夢を叶える事を手伝ってくれ！と周りの人間にいうのだろうか？
おれは美容師王になりたいのだ！
おれは飲食店王になりたいのだ！
おれは社長王になりたいのだ！
なんて感じだろう。
でも勘違いはやめた方が良い。
人は基本的には利己的な生き物であり、自分の人生自分ために人は生きている。
そいつのために生きている訳ではなく、そいつと居るのが少なからず利があるからそいつのそばにいるだけだ。
もちろんカリスマ的な魅力でもあれば、あなたのそばに居たい！って人がいるかもしれないけど。
■夢や目標達成への道が交わっている
ルフィの元に仲間のみんなはついてきているけど、一人一人には目標や夢がある。
その夢をかなえるのに、ルフィについていく事が一番近道であり達成できる確率が高いのだ。だからついて行っている。
そもそも、彼らは自分にそのような、夢や目標をがなければ、別に麦わら海賊団にも入ってないだろう。
つまり向かうべき大きな方向は一緒でも、最終的な目標たどり着きたいところはみんな違う。
これはリアルな組織でも同じことではないだろうか。
組織のリーダーが歩いている道にたいして、自分の目標や夢への道が交差しているのか？それが交差していれば、その人はその環境で存分に力を振るうだろう。
そこに居る意味がある。
自分の強みを活かし、やりたい事や進みたい方向に進む事を拒まれず。リーダーはそれを理解した上で、その人の強みを組織に活かし、自分の歩く道に重ねる。
会社の為にあれをしろ！これをしろ！という人がいる。
しかしその人にとっての意味が無ければ組織のために、人が何かをする事などほとんどない。
例外としてカリスマがいる。
注意しなければいけないのは、カリスマは人が決めること。
おれはカリスマだから！とかマヌケな事を言って自分で判断して行動してたら愚の骨頂である。
そんな人間は大抵、自称カリスマだ。
自分のためにその人のすることが、結果的に、組織のためになるような組織作り。いや仕組みづくりが大切だ。
あれをやりたい！これをやりたい！ていう気持ちの無い人間は社畜としては雇っていて楽であろう。
しかし、そういった人間に有能な人は少ない。
アホな人や、つまらない人、覇気がない人と長期間仕事するのは面白くないし、普通以下の大した成果しかでない。
短期間であったとしても有能な人、自分のやりたい事がはっきりしている人、やる気や希望に満ち溢れている人。と仕事をした方が自分も得るものは多い。
逆に自分自身も常に相手にとって、有益な人間で無ければいけない。
歳を重ねて、能力や人間としての鮮度が落ちるのは自分自身の怠慢が招いた結果だ。
そんな自分になり、人が去っていくことに対して、情にうったえかけ
「行かないでくれ！」「辞めるのか！ふざけんな！」というような無様な人間にはなりたくない。でもそんな話をたくさん聞く。
変化の激しい時代。そして僕はこれから40代。
アンテナたくさん貼って人にとって有益な人間であれるよう、人に頼られる人間であれるよう、緊張感をもって過ごしていきたいものである。
最後に、僕はONE PIECEのキャラクターでは
青キジこと元海軍大将のクザン
が好きだ。
松田優作がモデルだそうだ。
別に僕は松田優作は好きでも嫌いでもない。
彼のスタンスが好きなのだ。
最近はあんまり出てこないのが残念だ。
クザンの吐いた言葉でものすごくピンときた言葉が忘れられない。
この、
「ダラけきった正義」
この言葉がすごく好きなのである。
正攻法でなくても、そんな出来の良いもので無くとも、クリーンでカッコイイものでは無くても、人間として足りなくても、
正義
な人間でありたいなー。と思うのだ。
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